ヤッターマンの歌 また音が変わったよ

既に、コアファンの間では、話題も炎上も収束しているお話ですが・・・
例の・・・音屋吉右衛門が歌うヤッターマンの歌のお話です。

第三話放送のOP、またまた音質が変わっているのである・・・
今度は、ギターの音が立つようになっていて、聞いた印象もいい感じである。

それにしても・・・
読売テレビは、いつになったら安定した放送が出来るのだろう?

ちなみに、CD版の試聴はココで(2/12追記)

では、恒例?の音響分析結果です。

音は、色々な音響環境や耳の感度の違いで、様々な意見が出ちゃいますので、こうやって数値や視覚的なグラフに落して見るのが一番客観的(^^;


(画像は加筆などOK,中身を変えない限り好きに使って良いよ)

グラフは
第二話
第一話
第三話
の順で並べてあります。

今回の使用ソフトは Sazanami というソフトです。
Premiereよりも音響分析の機能が豊富で(音響ソフトなので当然ですが)
グラフも見やすいので、採用しました。
シェアウェアで2,205円、分析だけならシェアウェア登録しなくても使えますが・・・作者への敬意を感じたら、お金を払ってあげましょう)

ちなみに友達が、ProToolsを持っているので、今度、そっちで音響分析をお願いしてみようかな・・・・

このグラフでは、最初の「ぴゅーん」からギターが始まるところをグラフ化しています。
第二話は、全体的にゲインを上げた感じですね。
第三話は、全体的には第二話よりゲインが少なく見えますが、音が厚い印象があります。

更に分析すると、ギターのパートの部分は第三話の音の方が、音量が第二話よりも大きくなっています。(ピューンは第三話より第二話の方が大きい)なんせ第一話OP(第二話OP含む)と第三話OP波の形が変わっていますから、特定音域(中音域)を上げているのでしょう。

という事は・・・・
読売テレビ俺のもう一つのBlogを読んでいるな!


使用楽器の特性を考えて、テレビ映像の音をいじってみた。(^ー^)y

ギブソン(アコギ)の音の特徴
・ブルースっぽい音
・音のハギレ(分離)が良く硬い音。
ストロークではズドンとひとかたまりで出てくる感じ。

となると、濡らすエフェクト(コーラスやリバーブ)は駄目だな・・・・
とりあえず、440〜1000Hz辺りを中心にイコライザで音のバランスを変え、全体的な音量をあげてみる。
オーバーラップゾーンまで上げて、少し歪みを持たせてやる。(この方がギブソンの特徴が出るかな?と思って)
それだけだと奥行がなくなるので、ナチュラルにゲインを上げたトラックを別に作って
歪みのあるトラックと重ねてやる。

すると・・・
ビックリたまげた門左衛門!

修正前の印象:しょっぱいなぁ、合ってないなぁ、元気のない敗北感漂うOpだなぁ、エンディングが妥当じゃね?

修正後の印象:元気あるロックンロールだな、ギターがバリバリ心地よいぜ、リズム感が(ビート感)旧曲よりも感じられるぞ、アメリカンロックやブルースっぽい雰囲気で、アメリカンマンガ風の絵ともマッチするじゃん!

ほぼ、この通りの(オーバーラップゾーンまでは上げていないけど)方向性で、音が調整されている。
よし、俺のブログを読んでいるなら、毎回批評してやるさ!(笑)

読売テレビ 御中

ヤッターマンの歌の音質改良には、頭が下がります。
これからも頑張ってください。
しかしながら、32.3Hzや65Hzをピークとする音(ジャンベの太いビート音だと思いますが)は、昨今のテレビ視聴環境を考えると、ほとんどの視聴者に届いていないと思われます。

(画像は加筆などOK,中身を変えない限り好きに使って良いよ)
トラック別のデータをお持ちであれば、ジャンベのトラックの周波数を少し上げて、万人が聞こえる状態にしてあげれば、「勢いがねぇなぁ、ドラム入れれればいいのに」といった批判は消える可能性があります。
でも、現在のギターサウンド中心のセッティングで、ギターの胴鳴り感を表現できれば、無理にバランスを崩してまでジャンベのトラックを調整する必要はありません。(アコースティック感を壊しては元も子もないので)

音質調整が一段落ついたら、番組プロデューサーBlogに掲載すれば、面白いネタになるかもしれませんね。

以上
宜しくお願い致します。

こんな感じ?

100Hz問題
勝手に名前を付けちゃいましたが・・・
昨今のテレビの視聴環境を考えてみました。

普及型のTVのスペックを見ると
音声実用最大出力:2.5W+2.5W
と言ったモデルが多い。

このレベルのスピーカーだと、1chに付き1つのコーンで構成されていて、放射された空気振動のうち低域はコーン紙の前後で逆位相になるため打ち消しあい、低域が十分に再生できない

つまり、スピーカーが高音用、中音用、低音用と分かれているような場合であれば問題ないのですが、通常のTVのスピーカーでは、ジャンベ(パーカッションの一種)の低音からなるリズム音が聞こえないのです。

大体100Hz以下の周波数帯は、テレビ視聴者にはほとんど聞こえないわけです。

昨今は、パソコンのモニタと一体型になったテレビ(厳密に言えば、テレビチューナー付きPCモニタ)での視聴も増えている訳で・・・・この再生環境も2.5W以下のスピーカーである事が多い。

テレビに外部スピーカーまで付けて、聞いている人はごくわずかだろう。
(5.1chの環境でサブウーハーを付けている人は、ちゃんと聞こえているはず)

しかし・・・・
音楽番組じゃあるまいし・・・ヤッターマンを、そんな高音質で見ようなんて人は、まずいないだろう・・・

これが、音楽CDなら問題はない
なぜなら、たいていのCD付きラジカセやオーディオ再生環境では、2〜3つのコーンを付けたり、低音用のブースターを付けたモデルが普及タイプとして、安価に販売されているからだ。

だから、ドリーミュージックから納品された音屋吉右衛門の音源を、生かすも殺すも読売テレビ次第なのだ。

参考までに、ディーゼルエンジンのアイドリング音は25Hzと50Hzに卓越周波数(ピーク)が有りました。
つまり、その辺の音が聞こえないのですね。

実は、それに気がついたのは
「この楽曲、もーちょっと太いパーカッションが入っていれば、もっと良いのに!」と思って、オーディオ用のイヤホンを付けて聴いてみて、初めて気がついた。
「なんだ、ちゃんとジャンベの音が勇ましく入っているじゃん」

実は、着うたの音源でも、このジャンベの音は聞き取れなかった・・・(><;
まぁ、思いっきり圧縮しているので、仕方ないと言えば仕方ないが・・・・

巷に広がる、バッシングの内容が、ほとんど山本正之HPのコピーみたいな文章で、あげくにリズム感がないとか、ドラムを入れろとか言った批判もチラホラ見える。ギターの音もろくに聞こえない第一話音源では、2本のギターで録音されていることにも気がつかないのであろう・・・

どんだけ、過小評価されているのだ?
この楽曲は・・・・

この辺をしっかり理解した上で・・・
アマゾンの発売日前のレビューを読んでみよう。
痛すぎて笑えます。

ヤッターマンの歌

ヤッターマンの歌

19:30追記
心配することないようです。
騒いでいる連中は、一見人数が多そうですが・・・・
超少数派の模様。
なぜなら・・・・・

アマゾン、あと一枚で品切れです。(笑)
オリコン何位だろう?
2/1 朝 追記 あと2枚に増えてる・・・・誰かカード決済で与信超えたかな?